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合成皮革(合皮)製品の耐用年数に注意を!
Vol.47

合成皮革(合皮)製品の耐用年数に注意を!

合成皮革(合皮)とは、動物の革の風合いに似せて人工的につくられたもので、フェイクレザーとも呼ばれています。
全体に合皮が使われたライダースジャケットやダウンコート以外にも、衣類の装飾品の一部(ベルト・バックル・ポケット・ファスナーの両サイドなど)に合皮が使われている場合があります。

 

■経年劣化

最初はきれいな状態だったのに、合皮のベルトやバッグがベタついたり、ボロボロと剥がれてきたことはありませんか?
たとえ新品のまま収納していたり丁寧に扱っていても、合皮はその特性上、経年劣化が起こります。

 

■合皮の寿命は製造から2〜3年

合皮の寿命は2〜3年ですが、これは購入時からの年数ではなく製造時からの年数です。
セール品やアウトレット品は製造から年数が経っている場合があるため、購入の際には注意が必要です。

 

■少しでも合皮を長持ちさせるためには

空気中の水分が合皮の劣化を進ませるため、
・雨や汗などの水分や汚れが付着した場合はすぐにふき取る
・できるだけ風通しのいい場所で保管
・収納の際は密閉度の高いビニールや衣類ケースに入れないようにする
を心がけましょう。

 

■注意!

一見、きれいな状態に見えても、時間が経てば合皮の劣化は必ず起きています。
また、もともと劣化が進んでいることを気づかずにクリーニングに出すと、洗いの工程で劣化が表面に現れてしまいます。
クリーニング後のトラブルを避けるため、合皮製の衣類(ベルトやファスナーなど衣類の一部に合皮が使用されているものも含む)をクリーニングに出す際には、必ず事前にご相談ください。