お役立ちコラム

Column
Vol.17

「毛玉を予防するには」

毛玉(ピリング)は、繊維が毛羽立って絡み合い球状になったものです。

着用時に摩擦を受けることが多い両脇、袖下、腹部などに集中して発生します。

バッグの紐やシートベルト、リュックサックの背当て等、同じ部分ばかり摩擦するものが原因となることが多いので注意しましょう。

  

毛玉が発生しても自然と脱落してくれればいいのですが、切れにくい繊維だとそのまま生地の表面に残ってしまうので、見た目や風合いが悪くなります。

 

毛玉ができやすい繊維は次のものがあります。

  • 柔らかい繊維・・・アンゴラ、カシミヤ、ラムウール等
  • 糸の撚りが少ないもの・・・カシミヤ、アクリル等
  • 起毛が大きいもの・・・フリース等

 

これらの繊維製品は、一日着たら次の日は休ませるというように、連続着用を控えるとよいでしょう。

 着用後は地の目の方向に沿ってブラッシングすると毛玉ができにくいです。

家庭洗濯する時は、裏返したり洗濯ネットに入れて、短時間で洗ってください。

洗濯の際に、付着した繊維くずを核にして毛玉ができることがありますが、ドライクリーニングによって毛玉が発生することは稀です。